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【シルバーアッシュとフォワーダーについて】
(エンシオディスとユング)

ユングはエンシオディスに対し、まずなにより感謝を抱いている。
・幼い頃、シルバーアッシュ家に足を踏み入れた自分を排除せずにいてくれたこと
・その自分に居場所を作らせてくれたこと
・(直接的でないにせよ)エンヤとの繋がりを保てる場にいさせてくれること
それら全て、彼の許可があってこその現状であると理解しているので、感謝している。

とはいえユングにとって、「この人の役に立ちたい」という意識を第一に抱いたのはエンヤなので、エンシオディスとエンヤの不仲については苦々しい気持ちでいる。
口を挟むことも行動に出ることもできなければ、それらが許される立場でもない。
そのため、ただただ胸中で「どうにかならないものか」と憂いており、正直、エンシオディスに不満を抱いてもいる。

それでも、イェラグのために行動しているということは「シルバーアッシュ」も「巫女様」も変わらないと信じ、エンシオディスに付き従う。
そうした理由で、ユングはエンシオディスに忠実な部下として動く。

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エンシオディスも、ユングを信頼できる部下だと認識している。
その信頼は、ユングがヤーカ家で過ごしてきた年月と働きによって培われたもの。

シルバーアッシュ兄妹が両親を亡くして間もなくユング(当時名無し)が突如現れた時、エンシオディスからすればその子供は「怪しい」の一言だった。
エンシオディスは両親の事故死を政敵による他殺だと考えているので、ユングの存在を素直に受け入れるわけがない。

とはいえ、エンヤとエンシアが「助けてほしい」と主張しており、当時まだ幼いエンシオディスがズタボロの子供を始末すると即断できたかというと、難しいのではないか……とも思う。
信頼の置ける使用人(マッターホルンの父)からの進言もあり、妹たちが連れ帰った薄汚れた子供はヤーカ家で面倒を見ることとなる。
監視と、もしものときは始末するために。

けれど、エンシオディスは理解する。
ユング自身が「国」に虐げられた子供であること。
ユングの「エンヤに報いたい」という意志が真実であり、だからこそ「シルバーアッシュを裏切ることはない」と。

その結果、「シルバーアッシュ家の従者」として認めるに至った。

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極稀に会話が可能な時間が発生したとしても、どうしても会話内容が事務的になるふたり。
ユングは努力型で穏やかな振る舞いを意識しているものの、コミュニケーションが上手いわけではない。
エンシアに関わる話や休暇についてなど、仕事関係以外の会話があったとしても、マッターホルンやクーリエほど上手く発展させることができないし、エンシオディスも必要最低限の情報以外は話を広げない。
エンシオディスからすれば、ユングがそういったことが不得意な部類であることを理解しているし、わざわざ深堀りすることでもないと考えている。

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銀心湖イベで、エンシオディスがエンヤとの対談を経たあとには、エンヤの様子がどうだったかを直接またはマッターホルン経由でユングにほのめかすようなことがあったら良いな、と思う。
優しさではなく、それが彼女への報酬になると知っているため。